爆発的ブームを巻き起こした「フラフープ」

1958(昭和33)年の10月18日、フラフープが日本で初めて発売されました。
そのため、この日は「フラフープ記念日」として制定されております。

フープ(輪)をまわす「フーピング」の起源は不明ですが、歴史を通して世界中の子供たちが遊んでいます。
18世紀前半にハワイを訪れた船乗りが、フラダンスとフーピングの間に類似点があることに気付き、「フラ」という言葉を「フープ」に付け加え、フラフープという言葉が作られました。

1957年に、フリスビーを作った米国の玩具会社「ワムオー社」の創設者であるリチャード・ナーとアーサー・メリンの2人によって再開発されました。
オーストラリアでは体育の授業で竹でできたフープを子供たちが腰で回していたそうで、それがフラフープの生まれたきっかけになったそうです。

1958年に米国で大流行したことを受けて、同年10月18日に東京都の各デパートで一斉に販売が開始されました。
価格は大人向けが270円で子供向けが200円だったそうですが、1ヶ月で80万本も売れたそうです。
フラフープは美容と健康によいと宣伝されたこともあって、子供ばかりでなく大人の間にも広がり、競技大会も開催されました。

「腸捻転(ちょうねんてん)になる」等の噂がたち、ブームは急速に沈静化しましたが、現在は腸捻転とフラフープの因果関係は科学的に否定されています。
体への負荷が少なく気軽に有酸素運動が行え、また腰まわりの筋肉も鍛えられ、痩せやすい体になるとの事で、近年はダイエット用品としても注目されています。

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