暑熱順化(しょねつじゅんか)

「暑熱順化」とは、夏の暑さに耐えられる体になることです。

暑熱順化すると、体温の上昇を察知して汗をかき始めるタイミングが早くなるそうです。

暑熱順化させるポイントは、汗をかくことであり、軽い運動を一週間ほど行うと、暑さになれるそうです。

本格的な暑さになる前に、軽い運動を行なって、自力で汗をかくトレーニングを行ないましょう。

おすすめの運動は、「インターバル速歩」です。

信州大学大学院医学系研究科、スポーツ医科学講座の能勢博教授の研究チームが提唱しているインターバル速歩とは「速い」「普通」を交互に繰り返すウォーキングのことです。

普通のウォーキングと比べると、インターバル速歩をすると、体力が向上し、血圧、血糖値、中性脂肪、BMIといった生活習慣病に関わる指標の全てで改善することが確認できているそうです。

■インターバル速歩のやり方

「速歩3分」「普通歩行3分」を繰り返す
インターバル速歩をすることで、脚の筋肉を鍛えて、血液量を増やし、血液を全身に送ることができます
早歩きの時は、息が弾む程度の速度で大股で歩く
自分の最大運動能力の70%ぐらい、10分続けると汗ばむ、20分だとすねの筋肉が痛くなる程度の強度
1日30分を目安に

運動後に必要なのは、糖質とたんぱく質

糖質とたんぱく質がバランスよく補給される飲み物としては、「牛乳」があります。

牛乳に含まれる栄養素(たんぱく質・糖質)が肝機能を高め、血液量を増やし、汗をかきやすくなります。

牛乳を飲むときには、インターバル速歩の1時間以内にコップ一杯(200ml)を飲むようにしましょう。

インターバル速歩の後には、エネルギーとなるグリコーゲンが消費され、また筋肉組織が傷んでしまいます。

そこで、アミノ酸のもととなるタンパク質を摂取すると、運動で痛んだ筋肉をしっかりと補修ができ、また、同時に糖質を摂取するとブドウ糖に分解され、エネルギーを効率よく補充すると同時に、筋肉へのアミノ酸輸送をサポートします。

しっかりと運動した後には、しっかりと栄養を補給しましょう!

ポイントは、「運動後の60分以内」ですよ。

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