文学小説を読もう。2

◆今週は文学小説作家たちのおもしろ(?)エピソードをご紹介しています。
秋の夜長のお供に 文学小説はいかが?

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その2
芥川 龍之介
本名:芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)
出生地:東京府東京市京橋区
誕生:1892年3月1日
死没:1927年7月24日
享年:35歳
職業:小説家
時代:明治大正期の作家

暗く寂しいイメージのある芥川龍之介。その背景にあるエピソードを紹介します。
龍之介の母親は、龍之介が生まれてすぐに精神を患い、
すぐに逝去しました。そのことから自分の事を「狂人の子」と
思うようになってしまい、心の中にそれがいつもつきまとっていたようです。
「河童」という作品には、自身の傷ついた心を投影させているといわれています。
そんなダークな龍之介ですが友人は多く、
たくさんの作家、詩人、画家、文化人と関係があったようです。
あのノーベル賞作家・川端康成、斎藤茂吉なども関係者です。
作家同士 は仲が良くないこと多いのですが、龍之介は上手くやっていたようですね。

ヘビースモーカーでも知られている龍之介ですがなんと1日に180本(今だと約9箱!)という、
信じられないような本数を、創作や歓談の傍らに吸い尽くしていたそうです。
好んだ銘柄は、幅広かったようで、愛好家を『バッド党』とも称する『ゴールデンバッド』を中心に、
日本初の口つき煙草の『敷島』 
更に、神田のたばこ屋で購入していた、細いロシアたばこを好んだそうです。
味を棚上げした、太いたばこは大嫌いという作家らしい拘りもあったようで 
なんだか人間臭さを感じます。

気短だったのか、長編は苦手で数本しか書いていないようです。
作家としての師は夏目漱石で漱石のことを 『先生 』と呼んでいたのだとか。

そんな芥川の代表作
『羅生門』
『手巾(ハンカチ)』
『蜘蛛の糸』

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