刺された噛まれた時の応急処置

救急箱
 
身近な危険生物から被害を受けないのが一番ですが、もし刺されたり噛まれてしまってすぐに医療機関を受診できない場合は応急処置をしておくことが重要です。

民間療法として、いろいろな応急処置の仕方が広まっていますが、あまりやらない方が良い応急処置もその中にはあるようです。

ハチとムカデについてだけですが、ある医療機関が公開している内容を抜粋して紹介させて頂きます。

ムカデ
ムカデに噛まれた際は、まず噛まれた箇所を流水でよく洗い流してください。
お湯をかけると毒素が死活するという民間療法がありますが、人体で同じことをすると温まった箇所の血行が良くなって毒素が回るのを助けてしまう結果になりかねません。
基本的には、噛まれた箇所を流水でよく洗い流した後、市販の虫刺され薬(ステロイドの成分を含むものが良い)を塗って、患部を冷やすようにしましょう。

ハチ
ハチに刺された時は、まず針が残っていないか確認し、残っていた場合は爪ではじくように除去するか、硬めのカードで掃うように除去しましょう。ピンセットでつまんで抜いたり、不用意に指でつまんで抜くと、針に残っている毒素を押し込むことになりかねません。
針がないことが確認できたら、刺された箇所を流水でよく洗い流し、薬を塗って患部を冷やすようにしましょう。

応急処置として患部から毒を吸い出すことも有効のようですが、口で吸いだして毒を吐き出すというやり方は吸い出した毒が口から吸収され痺れなどの症状が出る場合がありますのでやらないようにしましょう。
ポイズンリムーバーという専用の器具を使用すると良いようです。

ここで紹介している内容は、あくまで応急処置です。処置した後で、早めに医療機関を受診してください。

また、ハチやムカデに刺されたり噛まれた時は、毒量や体質によって全身におよぶ重篤なアレルギー症状、アナフィラキシーショックが起こることがあります。2回目以降に刺されたり噛まれた時に起こりやすいと一般に言われていますが、1回目であっても症状が出る場合があるそうです。
自覚症状としては、吐き気、発汗、めまい、ふるえ、息苦しさ、喉の渇き、吐き気、頭痛、全身じんましん、動悸、倦怠感などがあります。
必ず症状がでるわけではありませんが、ハチやムカデに刺されたり噛まれた後はしばらく一人にならないようにしましょう。もし、アレルギー症状がみられた場合は、早急に医療機関を受診して下さい。

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