文学小説を読もう。

◆深まりゆく秋の夜長、今年は文学小説を読んでみるのはいかがですか?
ちょっと敷居が高く感じるかもしれませんが 文学小説の作者たちのことを知ると親近感が沸いて 作品も楽しく感じるもの。
今週はそんな文学小説作家たちのおもしろ(?)エピソードをご紹介します。

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その1 
夏目漱石
本名:夏目 金之助(なつめ きんのすけ)

誕生:1867年2月9日
死没:1916年12月9日
享年:49歳
職業:小説家、評論家、英文学者
時代:明治・大正時代

明治の文豪。そして教育者でもありました。
漱石という名前は、いわゆるペンネームです。 
〈ペンネームを「漱石」にした由来〉
中国に「枕石漱流」という言葉があります。「石を枕に、清流で口を漱ぐ」という、今で言う田舎暮らしをあらわしているのですが、これをある中国の人が「漱石枕流」と、間違えたのだそうです。(「枕」と「漱」を反対にした。)
ところが、間違えた本人は、間違いを指摘されるも、訂正せずに強がり、押し通そうとした。「いや、これはこういう意味でも使われる。間違えたわけではない。」と言い張ったと言います。このこと から、「漱石枕流」は「負けず嫌い、頑固者、変わり者」というような意味として使われるようになりました。
夏目金之助は自分の事を「変わり者」だと思っていたこともあり、「自分の性格にピッタリ」だと気に入り、ペンネームを「夏目漱石」にしたのだといいます。

漱石本人は自嘲して自分を「変わり者」と称していたようですが、とてもロマンチストな側面もあったようです。
漱石が英語教師をしていたとき、授業のなかで『I LOVE YOUを日本語に訳せ』と言う問題に 生徒が『我、君を愛す』と答えたところ 
「つまらない訳だ。『月が綺麗ですね』とでも言ってみろ。」と言い放ったとか。
万葉集の和歌のようで とても素敵な表現ですね。

そんな漱石の代表作
『坊ちゃん』
『それから』
『こころ』
『吾輩は猫である』

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